以前、チェイサーの車高調交換について紹介しました。
今回の記事は、こちらの車高調を取り付けてから約2年後に起きた出来事です。
車高調の破損
先日、チェイサーでキツめの段差を通過した際
「ゴン！！！！！」と心臓に悪い音が響きました。
アッパーアームがボディに干渉した音かな？と受け流していると、
それ以降は段差を通過する度に「ガチャガチャ」音がするようになりました。
さすがに様子がおかしいと思い原因を探ってみると・・・
お分かりいただけますか・・・？
車高調のアッパーマウントの溶接部がキレイに剥がれ、ショックアブソーバーと分離していました。
ちなみに正常な状態はこんな感じです↓
ちゃんと一体となっております。が、よく見ると継ぎ目の部分にうっすら錆が発生していますね・・・
もう寿命だったのかもしれません。
何はさておき、早めに気付けて良かったです！
激安車高調との出会い
落ち込んだ気持ちもすぐに切り替えヤフオクを開くと、
TEINのフロント車高調左右セットが15,500円(税・送料抜)で出品されていました。
固着やオイル漏れも無さそうだったのと、パッと見状態も良かったので即決落札。
アッパーマウントの破損発見から1時間以内の出来事です。
落札後スムーズに自宅に届きました。TEINの全長調整式（フルタップ）車高調です。
ネジ山に少し砂利が噛んでいる程度で、コンディションも悪くはなさそう。
いい買い物したなと思ってました。この時は。
CONTROL MASTER TYPE FLEXという、廃盤になったモデルのようです。
車高調の交換と異変
早速ぶち抜けた車高調を車体から取り外し、TEIN車高調に交換します。
キレイにくり抜けていますね・・・そもそものアッパーマウントの厚みがTEINと比べると薄べったいです。
そして、TEINの車高調を車体に取り付けて着地させると、
なぜか必要以上に車高が落ちてしまいました。
交換前の車高調のバネレートが16Kgf/mmだったのに対して、
TEIN車高調のレートが10Kgf/mmと柔らかいためかと思い、
車高調の全長を数センチほど長く調整して再度着地。
しかし、何度繰り返しても車高が落ちすぎてしまいます。原因を探ってみると・・・
お分かりいただけますか？？？？？
アッパーマウントからショックアブソーバーのシャフトが飛び出しています・・・（左右とも）
意味が分かりませんでした。
諸先輩方に考えられる原因を伺ってみると、
シャフトを押さえている金具が欠品しているのでは？という結論に至りました。
部品の注文
シャフトを押さえている金具について調べてみると、
「バンプストッパー」という名称の部品であることが判明しました。
幸いなことにTEINさん公式サイトの在庫情報から補修パーツの確認と、
問い合わせフォームから注文ができます。
金額：1,500円 ×2 (税抜) ＋ 送料1,200円(税抜)
車両情報・車高調型番などを記載の上でフォームを送信し、
バンプストッパーの品番を確認していただき、左右1個ずつ注文しました。
車体に取り付けたばかりの車高調を取り外して、写真のように分解しました。
アッパーマウントのトップナットを緩めるだけでバラバラにできます。
ショックアブソーバーのシャフトにCリングがはまっており、
ここにバンプストッパーが引っかかる形になります。
仮にこのCリングを紛失してしまっても、シャフトが突き抜けてしまうことになりそうです。
バンプストッパーがCリングに乗っかりました。
あとは分解と逆の手順で車高調を組み立てて、車体に取り付けます。
着地させてもシャフトが飛び出しません！
なんとか走れるようにはなりました。
しかしバネが柔らかいのには変わらないので、結構車体が沈んでしまいます。
さいごに
以上、ヤフオクで中古の車高調を購入した際の失敗談でした。
部品代も含めると金額は嵩んでしまったので、まさに”安物買いの銭失い“です。
今回は補修パーツを入手できたから良かったものの、
倒産したメーカーなどだったら詰んでいたと思います。
しかし「バンプストッパー」の部品が欠品しているかどうか、
ヤフオクの商品写真で判断するのはとても難しいですね・・・
中古の車高調を購入する際の注意点として、参考になれば幸いです。
そしてこの激安車高調には引き続き悩まされることに・・・第２話に続きます！
最後までお読みいただきありがとうございます。
おわり
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