私のチェイサーのステアリングは、社外品のMOMO ヴェローチェレーシングに交換しています。
ホーンボタンがステアリング中央に取り付けられていますね。
このボタンが無い方がスッキリして見てくれが良いと思ったのと、ホーン誤作動の防止・配線のシンプル化も兼ねてインパネへ移設しました。
今回はホーンボタンの移設や配線の方法について紹介します。
ホーンボタン（スイッチ）について
まず、ホーンボタンといえば基本的にステアリングと一体となっていますが、ステアリングの中心から左右500mmの範囲内であれば移設しても問題ないようです。また、ボタン（スイッチ）にホーンマークが記されていれば車検に通すことも可能です。
そして、今回新しく取り付けるホーンスイッチがこちら。
トヨタ クラウンコンフォート教習車純正の「教官用ホーンスイッチ」と思われる物です。
Yahoo!オークションに出品されていた未使用品を購入。
インパネの純正コインホルダーを取り外し、空いた穴に取り付けました。
さすがトヨタ純正部品ということもありジャストサイズです！
ホーンスイッチ裏はこのようになっており、ツメでしっかりと固定することができます。
また、配線はカプラーでの接続です。
ホーンスイッチ裏に接続するカプラー配線と結束バンドも付属しました。
プラス側（ホーン）の配線はエレクトロタップ、マイナス側（アース）の配線はO型端子になっていました。
接続しやすいように加工します。
ホーン配線を平型端子、アース配線をクワ型端子に付け替えました。
ホーンスイッチ側の準備は完了です。
ホーン配線の取得と取り付け
続いて、ホーンスイッチと車体側ホーン配線の接続についてです。
バッテリーのマイナス端子を外して作業を開始します。
まずは、ステアリングおよびボスを取り外します。
ステアリングボスは19mmのナットを十字レンチ等で緩めて取り外します。ハンドルセンターがズレないよう、事前にマーキングしておくと良いです。
ステアリングボスについてはこちらの記事で紹介しています。
また、コラムカバーパネルを取り外します。
外し方についてはこちらの記事で紹介しています。
次に、スパイラルケーブルといったユニットを取り外します。
今回はスパイラルケーブルをレス化し、ホーン配線を取得することにしました。
ちなみに、スパイラルケーブルとは・・・
内部は螺旋状になっており、ステアリングを回しても配線が千切れることなくホーンやエアバッグに電力を供給することのできる部品です。
車種によっては舵角センサーが内蔵されていますが、チェイサーにはありません。そのうえ社外ステアリングでエアバッグ配線も必要ないため、スパイラルケーブルをレス化しても問題ないと判断しました。
スパイラルケーブルのユニットは上下左右4つのビスで固定されているので外します。
スパイラルケーブルのユニット下部に、ホーン配線のカプラー（黒色）とエアバッグ配線のカプラー（黄色）が接続されています。
エアバッグ配線のカプラーは、画像のように黄色のカバーを起こすことで引き抜くことができます。重要な配線のため、簡単に抜けないようになっているみたいです。
スパイラルケーブルのユニットを取り外せました。
スパイラルケーブルのユニットに刺さっていたホーン配線のカプラーです。こちらを加工します。
ビニールテープを解き、ホーン配線（緑色赤ストライプ）だけ取り出しました。それ以外の配線は再びビニールテープを巻いて元に戻します。
ホーン配線のカプラー部分を切断し、平型端子に付け替えました。
そして、ホーンスイッチのプラス配線（平型端子）と、車体側ホーン配線を接続。
ホーンスイッチのマイナス配線（クワ型端子）は、オーディオ裏の金属部分に接続しました。
インパネに固定したホーンスイッチとカプラーを接続します。もう少し配線の長さに余裕を持たせておけばよかった・・・
バッテリーのマイナス端子を接続し、スイッチを押している間だけホーンが鳴れば移設成功！インパネ、コラムカバー、ステアリングおよびボスを戻し作業終了です。
さいごに
以上、社外ステアリングのホーンボタン移設と配線の取得についてでした。
今回スパイラルケーブルユニットをレス化してホーン配線を取り出してみましたが、特に不具合なくステアリング操作を行えます。
また、ステアリングのホーンボタンを取り外し、自作プラ板デリートプレートを挟み込んでみました。
見た目がスッキリして満足です！
最後までお読みいただきありがとうございます。ホーンボタン移設の参考になれば幸いです。
おわり
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