以前の投稿では、TRUST/GReddy 機械式ブースト計のバックライト交換についてと、
追加メーターの設置場所について紹介しました。

今回は、機械式ブースト計をJZX100チェイサー(1JZ-GTEエンジン)に取り付ける方法について紹介します!

目次

  1. 圧力の取得
  2. ホースの引き込み
  3. さいごに

圧力の取得

機械式ブースト計の場合、過給圧をメーター内部の機構で受けて指針を動かします。
そのため、エンジンルームのサージタンクとメーター本体をホースで接続する必要があります。

そこで、内径4φの耐熱シリコンホースを用意しました。

エンジンルームで目立たないよう無難な黒色を選択。


サージタンク赤丸の箇所から圧力の取得が可能です。

おそらくメンテナンス用に設けられたポートで、通常時はキャップが装着されています。

キャップを外してホースを差し込み、エンジンルームから車内へ向かいます。

ホースの引き込み

ホースを車内に引き込む際、クラッチマスターシリンダー付近のサービスホールを利用します。

サービスホールを塞ぐフタがハメ込まれていたので取り外しました。
(純正品番:90950-01060 ダッシュパネル ホール プラグ NO.3)

サービスホールにドライバーを突っ込んでみると、車内クラッチペダル付近に貫通しました。

この穴にホースを通します。

その際、こちらのアイテムを用意しました。

電気工事用のゴムブッシング(25mm)です。


このように中心に穴を空けてホースを通します。
そしてホースを車内へ引き込み、ゴムブッシングをサービスホールにはめ込みました。ドンピシャサイズでした。

元々サービスホールを塞いでいたフタを使用しても良かったのですが、硬化しておりホースを傷つける恐れがあったため弾力のあるゴムブッシングを採用しました。

車内側はこのようになっています。無事に引き込むことができました。

クラッチペダル操作の妨げにならないようホースを取りまわし、機械式ブースト計裏に繋ぎます。

ホースは長さ3mを用意していましたが、サージタンクからコラムまでの距離だと1mほど余りました。

メーターの照明用配線をイルミとアースに繋いで、パネルを戻して取り付け完了です。

エンジンを始動して動作チェックを行いましたが、指針にブレも無く最大圧力も0.7〜0.8kgf/cm2程度で問題なさそうでした。

さいごに

以上、チェイサー(1JZ-GTEエンジン)への機械式ブースト計取り付けについてでした。

メーターの動作に電気が必要ないため、作業としてはとてもシンプルです。
その代わり、メーター裏に繋げるホースをいかに目立たせないか、無理をかけないかがキモになってくると思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

おわり



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