2020年10月にチェイサーを納車され、今日に至るまでの5ヶ月間(約3,500km走行)1度もエンジンオイルを交換していませんでした。そこで、ミラの頃は毎回DIYでエンジンオイルを交換していたので、チェイサーでも挑戦してみることに。
今回は初心に戻ってエンジンオイル交換の手順や注意点をまとめていきます。
はじめに
ちなみに、ショップに頼まずDIYでエンジンオイル交換を行うメリットはこのようなことが挙げられます!
- 工賃が浮き支払額を安く済ませられる
- あまり売られていない銘柄のオイルをネットで注文し自宅で交換できる
- 交換と同時に下回りやエンジンルームの状況確認ができる
また、エンジンオイルの交換方法には2種類あります。オイルレベルゲージの挿入口からオイルチェンジャーといった機器で吸い上げる「上抜き」と、エンジン下部のオイルパンから排出する「下抜き」の方法です。
前置きが長くなりましたが、今回は僕が毎回やっている「下抜き」での手順について紹介します。
準備するもの・工具
まず、エンジンオイル交換をするにあたって準備したもの・工具はこちらです。
- エンジンオイル
- オイル処理箱
- パーツクリーナー
- オイルジョッキ
- ウエスまたはペーパータオル
- ドレンパッキン
- 14mmスパナまたはソケット
- フロアジャッキ(必要に応じてスロープも)
- リジットラック
チェイサーのエンジン(1JZ-GTE)のオイル充填量はオイルのみ交換時で5.1ℓ、オイルフィルター交換時で5.4ℓですので4ℓ缶を2個購入しました。今回はオイルのみの交換を行います。
エンジンオイルの銘柄はミラターボの頃から使い続けているCastrol EDGE RS 10W-50 全合成油です。低価格ですがミラターボの頃は特に不満なく使用できていました。チェイサーにはどうなのか実験も兼ねて入れてみます。
また、使用済オイルが約5ℓ排出されるので、容量6.5ℓのオイル処理箱を準備しました。中に敷き詰められているモコモコの不織布に使用済オイルを吸わせることで、燃えるゴミとして処分できるようになります(自治体によっては処分できない場合もあります)
オイルの排出
それではエンジンオイル交換を始めていきます。
「下抜き」で交換する場合は、最初に車体のジャッキアップを行う必要があります。また、ジャッキアップが完了したらリジットラック(ウマ)をかけて安全を確保しましょう。
車体下を覗き込むと、アンダーカバーに穴が空いている箇所があります。
そこにオイルパンがあります。赤丸のドレンプラグを外すことで、エンジンオイルを排出することができます。
14mmのレンチをかけて少しだけ緩め、手で回せるようにします。
そして処理箱を下に敷き、指先で少しずつドレンプラグを回していきます。外れた瞬間にオイルが勢いよく飛び出してくるので、素早く手を回避する反射神経が必要です。ちなみに僕はドレンプラグを処理箱内に落とし、後から回収する派です。
ドレンプラグが外れました。黒ずんだオイルが棒状になって流れ出てきます。
また、オイル排出時にフィラーキャップを外しておくと抜けが良くなります。
ポタ、ポタと落ちる程度まで抜け切るのを待ちます。この時、風が強いとオイルが飛散するので注意。
排出口に一旦ウエスを押し当て、処理箱を車体下から引きずり出します。
処理箱の中からドレンプラグを回収してパーツクリーナーで清掃、ドレンパッキンも新品に交換します。(毎回新品交換が望ましいですが、僕は2,3回再利用しています・・・)
綺麗になったドレンプラグをオイルパンに締め込みます。その後パーツクリーナーで周辺を清掃しておくことで、オイル漏れがある場合に発見しやすくなります。これにてオイルの排出作業は完了です。
オイルの充填
次はエンジンオイル(新油)の充填です。オイルフィルターは交換していないので、5.1ℓ注入します。
1ℓのオイルジョッキしか持っていなかったので、5回に分けて約5.1ℓを注入しました。この時ジョウゴがあると流出を防止できて便利です。
ちなみに缶には内容量4ℓと表記されていますが、実際は若干多めに入っていました。
エンジンオイルを入れ終えたらフィラーキャップを閉め、ジャッキアップしていた車体を降ろします。
交換後のチェック
エンジンオイルを規定量入れ終えたら、エンジンを始動してオイルを循環させます。その時オイル漏れなどの不具合がないかチェックを行います。
最後にエンジンを切り、オイルレベルゲージでオイル量を確認します。適量入っていればこれにてオイル交換作業は完了です。お疲れ様でした!
さいごに
以上、JZX100チェイサー 1JZ-GTEエンジンのオイル交換についてでした。DIYで交換することで車への愛着も沸くのでオススメです。
下抜きのオイル交換は慣れれば簡単な作業ですが、ドレンプラグやフィラーキャップなど閉め忘れには注意しましょう。あと、交換時の走行距離と日付を忘れないように記録しておくと良いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おわり
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