以前、僕が所有していたミラバン(L700V)がO2センサー不良によるアイドリング不調に見舞われました。

今回はその不具合を解決するまでの葛藤について紹介します。

※ちなみにこちらの記事は、2015年頃に僕がみんカラで公開したブログ記事を加筆修正したものです。

目次

  1. 車両の詳細
  2. 不調の症状
  3. 不具合対応
    1. 添加剤投入
    2. プラグ・イグニッションコイル交換
    3. O2センサ清掃・交換
  4. さいごに

車両の詳細

まず、今回取り上げる不調を抱えたミラバンの詳細はこんな感じです。

  • LE-L700V ミラバン 後期型
  • EF-SEエンジン(シングルカムNA)
  • 走行距離11万km

どこにでも居る至って普通のL700ミラです。

不調の症状

普段通りに乗っていたある日、ミラバンに下記のような異変が生じました。

  • 排気ガスからガソリン臭がする
  • マフラーから黒煙・ススが出る
  • アイドリング不調(ハンチング)
  • アクセルを踏み込んでも「バババババ!」といった感じで吹け上がらない
  • エンジン警告灯の点灯
  • 全体的なトルクの低下
  • 燃費の悪化(平均10km/ℓほど)

排気ガスのガソリン臭に始まり、日に日に症状は悪化しました・・・

その時の様子がこちら↓

アイドリングは安定せず、エンジン回転数が750〜1,000辺りを行ったり来たりしています。特にエンジン始動直後は症状が顕著に現れていましたが、完全暖機状態になると少しマシになりました。

また、アクセルを踏み込んでも2,000回転辺りからなかなか吹け上がらず、ただでさえ遅いEF-SEエンジンなのに驚異的な鈍足を見せつけました。走行できないことはなかったのですが、流石にストレスを感じたので不具合の原因を探ります。

不具合対応

それでは不調の原因と思しき箇所を1つ1つ確認していきます。

添加剤投入

まずは、排気ガスの臭いに異変を感じた時点でKUREの添加剤を使ってみました。給油口から投入するタイプで、燃料ラインと排気システムの洗浄効果があるらしいです。


それに加えて、エンジンの洗浄効果があると言われているハイオクガソリン『Shell VPower』を給油。

しかし、症状は一向に良くなる気配がありませんでした・・・

プラグ・イグニッションコイル交換

ガソリンを上手く燃焼できていないと思い、点火系を疑いました。

手始めにプラグを確認してみると、3本ともススで真っ黒になっています。ブラシでススを落とし、再度取り付けエンジンを始動してみると・・・かなり調子良くなりました!

しかし、喜んでいたのも束の間。しばらく経つと不調を再発

試しにイグニッションコイルを3本とも予備に交換し、プラグも新品に交換しました。

(品番)
プラグ:BKR6E-11
イグニッションコイル:19070-97205


それでもダメでした・・・交換直後は調子良いですが、しばらく走行していると不調になります。

O2センサー清掃・交換

次第に症状は悪化していき、エンジン警告灯が点灯しました。

ここでやっとO2センサーの不良を疑いましたが、実は2年ほど前に新品交換しています。

ちなみにO2センサーとは排気ガス中の酸素濃度を検知する部品で、理想の空燃比を保つ役割があります。このセンサーが壊れると常に燃料が濃い状態になり、燃費の悪化やさまざまな機能低下を引き起こすとのこと。

ちょっと壊れるのも早すぎないか?と思いながらもO2センサー(エキマニ、エキパイの2箇所)を清掃してみると・・・

エンジン警告灯が消え、一時的に不調も全て治まりました!

そんなタイミングで近所の自動車パーツ屋にて、EF-SEエンジン用のエキマニ側のO2センサーを発見!ネットで買うよりも若干安かった(¥4,000くらい)ので即購入しました。

そして、新しいO2センサーに交換してみると・・・今までの不具合が嘘みたいに無くなりました!

今回はしばらく走行を続けても不調の再発は無し。初めは少しモッサリとした感じでしたが、エンジンをぶん回しているとススが飛んだのか完全復活しました。

諸悪の根源はO2センサーだったということで確定です。

さいごに

およそ1ヶ月に渡るEF-SEエンジンの不調との戦いでした。

最初からO2センサーを疑えば良かったのですが、2年前に新品交換していたので違うだろうと思い込んでしまいました・・・そして、前回の交換時はヤフオクの安物無名O2センサーを使用したのが良くなかったのかもしれません。

以上、こちらで紹介した不調と同じ症状で悩まれている方の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

おわり



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