前回の記事では、X100系チェイサーのステアリングを純正品から社外品へ交換する手順について紹介しました。

その際同時に取り付けた、クイックリリースボススペーサー「ラフィックス2

今回はこちらのパーツについて紹介します。

目次

  1. ラフィックス2について
  2. 取り付け方法
    1. プラグの取り付け
    2. ソケットの取り付け
    3. 取り付け後の確認
  3. さいごに

ラフィックス2について

「ラフィックス2」とは・・・

文章で説明するより、17秒間の動画を見ていただいた方が分かりやすいと思います。

ラフィックス2の販売・製造を行う、株式会社ワークスベルさん公式のYouTube動画です。

ささっとステアリングを脱着する様子が紹介されています。

ボタンを押しながらスリーブを引くアクションでステアリングが外れます。また、ステアリングを装着する時も簡単。当てがって押し込むだけ!しかもセンターが合っていない状態ではハマらない仕組みになっているので安心です。

運転中に外れたりしない?」「グラついたりしない?

実際に使用するまではこのような不安もありましたが、結論問題無しでした。非常に精密に作られており、ガタは全くと言っていいほどありません。10個の鋼ボールによってガッチリ結合しています。そして、強度試験も実施されており車検にも対応しております。

取り付け方法

ラフィックス2のプラグ(車体側部品)とソケット(ステアリング側部品)の取り付け方法について紹介します。

ちなみに、ステアリングボスを取り付けた状態からの手順です。JZX100のステアリングボス取り付けについては、前回の記事をご覧ください。

プラグの取り付け

まずはプラグの取り付けから。

少し分かりにくいですが、写真のプラグ上部に小さな丸い窪みがあります。これがTOPマークです。ステアリングボスのTOPの位置と合うように取り付けます。

裏側からは赤色と黒色の配線が1本ずつ出ています。

写真のように、赤色の配線と車体側ホーン配線を接続。
黒色の配線とアースリングを接続します。

写真のように接続が完了したら、配線をステアリングボスの空間へ押し込みます。そして、アースリングを挟み込むような感じで穴の位置を合わせて固定します。6個の取り付けネジを締めるときは、ホイールナットと同じ要領で対角線上に締めましょう。

車体側プラグの取り付け完了です。

ソケットの取り付け

次に、ステアリングにソケットを取り付けます。プラグの取り付けとやることは大体同じです。

こちらも、赤色と黒色の配線が1本ずつ出ています。

プラグと同様に、赤色の配線とホーンボタンを接続、黒色の配線とアースリングを接続します。

そして、アースリングを挟み込む形で、6個のボルトで固定します。

ホーンボタンはプレートタイプを使用するのでこれも共締めしています。シンプルな見た目でオススメですよ。


ちなみに、MOMOのホーンボタンを装着する様子がこちら。専用のリングには切れ込みがあり、そこからアースリングへ端子が接続できるといった仕組みです。

これにてソケットの取り付けは完了です!

取り付け後の確認

プラグと結合させてガタなどの問題が無いか確認しましょう。ホーンが鳴るかも要チェックです。

また、写真で見て分かるようにラフィックス2の厚み分(61mm)ステアリングが手前に来ます。テレスコピック(ステアリングの前後位置調整機能)付きの車の場合は、ちょうど良いポジションに合わせましょう。

しかし、「1番奥に調整してもステアリング位置が手前過ぎる」「ステアリングからウインカーレバーまでが遠い

このようなモヤモヤを解消するパーツとして、ワークスベルさんからショートボスが販売されています。


ステアリングボスが短くなることで、ステアリング位置が手前に来過ぎる悩みを軽減できます。

ちなみに、ショートボスには品番535S540Sが存在しますが、535Sはノーマルボス比-17mm、540Sはノーマルボス比-35mmです。

2種のサイズから選択可能でポジションを微調整できるのはありがたいですね。

さいごに

以上、クイックリリースボススペーサーの「ラフィックス2」についてでした。ステアリングを簡単に取り外せることで、整備性の向上や乗り逃げ対策などのメリットがあります。デメリットはステアリングポジションが変わることと、高額であることぐらいですかね。また、海外製の安価なコピー商品も出回っているみたいなので気をつけましょう。

次回の記事では、ラフィックス2のオプションパーツについて紹介します。

最後までお読みいただきありがとうございました。

おわり

(最終更新日:2020/11/27)



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